記憶の彼方の無線機 その12025年01月21日

今年で70才になる。
中学2年に開局した当時、AMからSSBへの移行期。HFでAMはどんどん減っていった。HF機はTRIOのTX-88Dがまだ入手可能だったがSSBトランシーバーがどんどん新発売されていた。
ちょうと電話級がどんどん増えていた時期で、100W機の他に電話級用の10W機が併売されていた。10W機、売れたのかのかな?(友人はみんな100W機買ってた)
その頃のHF無線機を、記憶が無くならないうちに書いておく。
すでにSTARは無く、八重洲無線に吸収されていたので、当時入手可能な無線機を脳ミソの奥から記憶を引っ張り出して書いておく。
まずは八重洲無線
FT400 SP400 FV400 FTV650 (FTV250も遅れて発売)
FT401
FT200 FV200 SP200(外部電源だから純粋な外部スピーカでは無い)
これらのトランシーバーには、お尻にSの付く10W機もあった。

FT101が発売されるのは、私が開局して数年後のこと。高校進学やら大学進学やらで無線どころでは無い時期に発売された。無線から足が遠のいていたので、あまり記憶に無い。

さてセパレート機では
FL400 + FR400
FL50B + FR50B + FV50B
の2種類。
外部スピーカーは、なぜか50Bライン用は発売されず、中古でFR50用のSP50を探すしかなかった。発売されなかった理由として考えられるのは、FR50Bは本体にスピーカーが内蔵されたこと。最近の固定機では当たり前だが、当時は真空管式のリグ。ケース内にスピーカーの入る隙間はほぼ無い。FR50Bはケース内がガラガラ。高級ステレオスピーカーも内蔵可能(?) で、わたしは50Bラインを親に買ってもらったので、がんばって秋葉原のジャンク店を探しまくって、SP50を購入した。ジャンク箱の奥に残っていることを願う。

50Bライン用の外部VFOのFV50B。50ライン用の外部VFOがなぜかFV50Bという名前。本来ならFV50と名乗るべきだと思うが、不思議だ。
50Bラインと同じデザインの外部VFOが出たので、友人から入手したがどこかにいってしまった。引っ越しが多く、今のように引っ越し業者も多くなくて、引っ越しのたびに友人や後輩にリグを譲ったので、そいつも譲ってしまったかも。

そうそう、50ラインと50Bラインはコリンズタイプの無線機ではなく、SWANタイプの無線機。(どう違うかは気が向いたら書く、なぜかというと、きちんと解説するにはCQ誌で連載するくらいのページ数が必要だから)
スワンタイプの無線機には他にFT50(HF機で車載可能、終段管は12BB14が二本)とST200がある。ここでST200について書いておく。
無線雑誌の広告で、SR200とST200を見たが、実物にはお目にかかれなった。記憶でスペックを書いておく。
SR200
基本的な受信周波数はST550に同じ。
HF帯の格バンドは500kc幅で受信できる。10mバンドは2M幅。6mバンドは4M幅。単なる高1中二。中間周波数は、たぶんSTARの大好きな1650kcだと思う。ちがったらコメントください。
ST200
八重洲無線のFL50とほぼ同じ。なぜかというとSWANタイプの周波数構成で、HC6Uの水晶かFV50Bがないと送信出来ない。FR50、FR50Bとトランシープ可能。要するにSR200とはトランシーブ出来ない。
STARブランド最後のリグで間違いないはず。

他社(TRIO)のリグや、わたしが免許を取得する前のリグ(ジャンク屋でよく見かけたリグ)については次回。

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